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2018.01.21更新

ビットコインについては、大変に話題となっていますが、今年になってからの暴落で、メッキが剥げてきたと感じるところもあります。

先日、ネット動画の解説を少し見て、我が意を得たり、と思うところもありました。

私も仮想通貨の専門家ではありませんので、基本、受け売りではありますが、信頼できる話だと判断いたしたお話をベースに少し書きたいと思っております。

まず、実態・実物を伴っていない点について。

株式、商品取引、現実通貨などは、企業の現実財産、商品の現引き資産、国の経済力・財政基盤、こうした裏付け資産が存在していない、のが仮想通貨であると。

したがって、ファンダメンタル分析ということは、基本ありえず、チャート分析しかない世界であると。

つまりは、市場にお金が流入している間は、買い相場になりますので、価格は上がりますが、鈍化すれば上がらず、もみ合いの結果、下がることになる。

資金の流入は、限度がある。流入し続けることにはならないので、どこかで下がった後は、今までのような数十倍の大相場にはならずに、もみ合うだけにならざるをえない。

本来、裏付け資産がありませんので、利便性の他は、マーケットへの資金の出入りによって価格が決まってくる事にならざるを得ません。

従いまして、今後は、メジャーな仮想通貨ではそれほどのトレードキャピタルゲインは望めないのではないかと、いうことです。

マイナーな通貨、マイニング行為などに限定すれば、まだ面白い相場も出てきそうではありますが、玉石混交でしょうね。

後は、取引所間のアービトラージを多くの投資家がシステム構築して行ってくるでしょう。そこにはまだ利益をサヤ取りする余地がありそうです。

あと、利便性の部分ですが、取引者が増えてきますと、ブロックチェーンで同期していくにも時間がかかり、それは飛躍的に速度アップはしていかないだろうと。

スマホンのウォレットからの消費活動も、そう短時間に決済しきれるか心配があると。

そのあたりのインフラ投資は、結局マイニングによる電力に支えられており、圧倒的な向上は見込めず、決済面の利便性は向上することは難しいのではないかと。

適切な言葉遣いであるかは別にして、こういう論点について、なるほど、と思ったのでした。

平成29年は、仮想通貨長者がたくさん生まれましたが、今後は難しくなる、一過性のブームだったということになる可能性もありそうです。

規制が強化されることも話題に出ていますね。

今後の情勢を見ていく必要があります。

投稿者: 税理士法人 原・久川会計事務所

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